Our Business 【木版画の魅力を台湾の若者へ!】台湾で開催した美術書出版株式会社芸艸堂様の木版画の展示販売をご紹介

【木版画の魅力を台湾の若者へ!】台湾で開催した美術書出版株式会社芸艸堂様の木版画の展示販売をご紹介

企業情報

企業名

美術書出版株式会社芸艸堂

https://www.unsodo.net/jp/

事業内容

木版印刷本及び普通印刷本による美術印刷の出版。観賞用木版画の製造・販売。和雑貨の製造・販売

ご担当者

森田様(企画検討・社内調整)、劉様(商品説明文・画像、商品準備、出荷など実務全般の責任者)

日販アイ・ピー・エスと日盛圖書からのご提案内容

木版画の魅力を台湾の若者へ!をコンセプトにご提案しました。ターゲットは「アート、カルチャーに高いアンテナを張っている台湾の若者」です。ただ木版画を販売するだけではなく、木版画の裏側にある「過程=ストーリー」を一緒に伝え、日本の木版画ってかっこいいと思ってもらって購入してもらえるストーリーを考えました。

企画だけはなく、ターゲットはだれなのか、そのターゲットにどのように訴求するかなど、企画から一気通貫でのご提案をさせていだきました。

実際のターゲットのアプローチ方法は、日盛圖書がもつ現地ネットワークの中で、ターゲットのファンを持っている&木版画の魅力に共感してもらえたパートナーを選びました。 

1つ目が、台湾メディアの「黒潮文化」

季刊雑誌「秋刀魚」を発行しており、Webメディア、SNSでの情報発信に強いパートナーです。こちらには情報拡散にご協力いただきました。

秋刀魚 https://qdymag.com/

2つ目が、台湾書店「Boven雑誌館」

カフェ兼ギャラリースペース。地下には雑誌図書館もあります。台湾の業界では有名なスペンサーさんが選ぶ日本や米国など、台湾国内外の雑誌や写真集、作品集、アート本など約2万冊蔵書している。こちらには展示販売のスペースのご協力いただきました。

Boven雑誌館 https://linktr.ee/mag.boven

実際の展示販売の様子はこちら

上記の内容を芸艸堂様にご提案させていただきました。

日販アイ・ピー・エスと日盛圖書と取り組んだ感想をお聞かせください

現地を知り尽くした担当の足立氏(日盛圖書)により、日本の木版画を台湾の方々に知っていただくことができました。
画廊との協力関係、額縁や見せ方の工夫など、webやパネルを駆使して、木版画の魅力を伝えようとする努力には頭が下がります。
現地のマスコミとも協力し、雑誌記事も実現しました。
用紙など素材の産地まで興味をもっていただいた担当者の好奇心、また努力と情熱がなければ実現しなかった企画だと考えております。

台湾の展示販売の成果は日本国内の展示販売と比べていかがでしたか

近年は、海外での販売はWebによるものがほとんどでした。国内では中高年に人気の浮世絵や版画を、今回は特に若者に紹介しようという姿勢はとても新鮮なものでした。ギャラリーの選択や宣伝も若者ターゲットで、センスのよい展示はこちらでも参考になりました。展示の種類も、浮世絵復刻版、新版画、現代版画と幅広いジャンルを紹介していただき、実物を見ていただくことにより、より木版画の魅力が伝わったと思います。販売数や種類の多さでは近年まれにみる成功と考えています。

今回の取り組みを踏まえて、今後の展望についてお聞かせください

このような状況下だからこそ、中国本土での木版画展示会が実現するといいですね。
どこの国でも、草の根の交流は大切なことだと思います。
台湾では豆本などの販売も出来ると楽しいです。


日盛圖書に関する情報は下記をご覧ください

出版物を起点にカルチャーを届ける【日盛圖書有限公司
https://ryhshengbooks.tw/

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