タイトル | ヴァイナルの時代──21世紀のレコード収集術とその哲学 |
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著者名 | マックス・ブレジンスキー (著)/坂本麻里子 (翻訳) |
ISBN | 9784910511245 |
発行元 | Pヴァイン |
価格 | 3,575円(税込) |
発売日 | 2022.09.13 |
特記事項 | レコード・コレクティングの教科書 ! 本書は、インターネット時代におけるレコード収集のテクニックからコレクターに人気のジャンル / サブジャンルの解説、およびレコード収集の哲学や社会学まで網羅する。 |
レコード・コレクティングの教科書 !
21世紀のいま、レコードは特別な価値を持つに至った──レアグルーヴ、モダン・ソウル、スピリチュアル・ジャズ、ランダム・ラップ、ブギー、ニューエイジ、アート・パンク、サイケデリック……
本書は、インターネット時代におけるレコード収集のテクニックからコレクターに人気のジャンル / サブジャンルの解説、およびレコード収集の哲学や社会学まで網羅する。
世界最大規模のオンライン・レコード店〈カロライナ・ソウル〉のマーケティング・ディレクターによる、21世紀のレコード・コレクティングの教科書。
(本書より)
ヴァイナル・レコードは魔法の商品だ。銅やコーヒーのように日々売り買いされるにも関わらず、レコードの真価は常に現金価格を上回る。現在のヴァイナルの収集家はこれまで以上に、自らの所有するレコードに対し深くスピリチュアルな、知的な、エモーショナルな意味合いを付与している。ヴァイナルを愛する者の心と精神の中において、一枚のレコードは決して単なる「引っ掴み、引っくり返す」ための「ちょっとした名も無きオブジェ」ではない。むしろ、レコードはアルバート・アイラーが「宇宙を癒すフォース」と呼んだものを内に宿す存在だ。